予防接種

当院では予防接種時にお子様が感じる「体の痛み」「心の痛み」を軽減させることを大事に考えています。

当院からのお願い

当院での予防接種スケジュールは基本的に予防接種予約システムに則って組んでいきます。つきましては、他院さんで予防接種をうけたことのある患者さまは、予約ページの「予防接種履歴」入力画面から今までに接種したワクチンをすべて入力してから当院の予防接種予約をしていただきますよう御協力お願いいたします。
はじめは少し面倒な作業にはなってしまいますが、その後は大変便利な予約システムになります。入力間違いのないようご注意ください。

工夫

身体的な痛みに対しては痛みを軽減するテープやクリームを使用します。
心理的な痛みに対しても、糖水を飲む・おもちゃで遊ぶ・動画を見せるなど、こどもがリラックスでき怖がらないような工夫をします。(詳細は当院Noteをご参照ください。

予防接種の際のもちもの

  • 母子手帳
  • 予防接種予診票(接種券)
  • 健康保険証
  • 公費医療証(乳幼児医療証など)
  • いつものおでかけグッズ(おむつ・着替え・タオルなど)

を必ず持参していただきますようご協力よろしくお願いします。

注意事項

痛みを軽減させるテープ・クリームの使用を希望される場合、薬の効果がでるのに60分ほどかかります。
ご使用を希望される方で

① はじめて当院をご利用の方

事前にご説明をしますので、まずは接種予約日前にお電話でお問合せください。

② 2回目以降の方

接種日に次回分のテープをお渡しさせていただきます。

注目

当院では14:00-15:30の予防接種・健診専用時間帯としていますが、一般診療時間内(午前診・午後診ともに)でも予防接種の予約ができるようにしています。
少ない予約枠数ではございますが、お仕事などで専用時間帯に接種にくるのが難しい場合に御利用していただければと思います。

HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンについて

HPV(ヒトパピローマウイルス)は子宮頸がんの原因ウイルスになります。感染を予防することで将来の子宮頸がんの発症率を有意に低下させることが科学的に証明されています。多彩な機能性身体症状を呈する副反応の報告が以前にあり、現在厚生労働省は積極的接種勧奨を中止しています。一方で、この副反応といわれていた神経症状とワクチンとの因果関係は証明されておらず、日本小児科学会・日本産婦人科学会・日本ワクチン学会は積極的接種を推奨しています。

機能性身体症状とは

①知覚に関する症状(頭や腰、関節等の痛み、感覚が鈍い、しびれる、光に対する過敏等)、②運動に関する症状 (脱力、歩行困難、不随意運動等)、③自律神経等に関する症状(倦怠感、めまい、嘔気、睡眠障害、月経異常等)、④認知機能に 関する症状(記憶障害、学習意欲の低下、計算障害、集中力の低下等)等多岐にわたります。

実際にこの神経症状でお困りの患者様がいるのは事実です。最終的にHPVワクチンの接種をうけるかどうかは、ご家族とお子様の判断になりますが、当クリニックとしては子宮頸がん予防のメリットはワクチン接種のリスクを大きく上回ると考えています。
下記に厚生労働省の関連ページを載せます。ご参照していただければ幸いです。

厚生労働省

ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン~
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/index.html